子育て中に仕事へ戻るための学び直しでは、民間講座へ申し込む前に、ハローワークの公的職業訓練「ハロートレーニング」を確認する価値があります。原則として受講料無料で、就職に必要な技能を学べますが、テキスト代などは自己負担です。
託児サービス付き、短時間、オンラインを含むコースが見つかる場合もあります。ただし地域・時期・コースにより異なり、受講には相談、申込み、選考、ハローワークの受講あっせんが必要です。
ハロートレーニングは大きく2種類
| 種類 | 主な対象 | 費用・支援 |
|---|---|---|
| 公共職業訓練(離職者訓練) | 主に雇用保険を受給している求職者 | 原則受講料無料。テキスト代等は自己負担 |
| 求職者支援訓練 | 主に雇用保険を受給できない求職者 | 原則受講料無料。一定要件で職業訓練受講給付金 |
厚生労働省のハロートレーニングについて知るでは、公共職業訓練と求職者支援訓練の違い、受講までの流れを確認できます。
子育て中は訓練内容より先に通える条件を確認する
- 訓練開始・終了時刻と送迎時間が両立するか
- 通所日数、オンライン日の有無、通所時間
- 託児サービスの対象年齢、定員、場所、費用、申込期限
- 子どもの急病時の欠席が出席要件へどう影響するか
- 教材、検定、交通、保育など自己負担の総額
- 修了後に応募できる求人が地域にあるか
託児付き訓練は全コースにあるわけではありません。厚生労働省の案内にも託児サービスを利用できる訓練例がありますが、利用条件は実施機関ごとに確認が必要です。
学べる分野の例
地域の募集状況により、パソコン・事務、経理、IT、Web、介護、医療・調剤事務、ものづくりなどのコースがあります。資格名や「未経験歓迎」という言葉だけで選ばず、次の3点を募集要項で確認します。
- 訓練目標:修了時に何ができるようになるか
- 就職先:想定職種と地域求人が一致するか
- 修了要件:出席、課題、実習、検定受験の条件
資格を取ること自体ではなく、希望条件に合う就職へつながる技能を得られるかで比較します。資格候補の整理は再就職に役立つ資格の選び方・比較も参照してください。
求職者支援制度の給付金
求職者支援制度では、一定の支給要件をすべて満たす場合、職業訓練受講手当として月10万円、通所手当、条件により寄宿手当を受けられます。給付金の要件を満たさなくても無料訓練を受講できる場合があります。
給付には本人・世帯収入、金融資産、出席、過去の受給など複数の要件があります。「子育て中」「収入が少ない」だけで対象になるとは限りません。ハローワークで世帯の状況を伝えて確認してください。
受講までの流れ
- 求職申込み:ハローワークで希望職種と働ける条件を相談する
- コース検索:ハローワークインターネットサービスや地域の募集案内で探す
- 説明確認:訓練内容、日程、選考、費用、託児、就職支援を確認する
- 受講申込み:募集期限までに必要書類を提出する
- 選考:面接・筆記試験等を受ける
- 受講あっせん:合格後、ハローワークの指示に従い手続する
- 受講・就職活動:出席要件を守りながら応募準備を進める
コース検索はハローワークインターネットサービスからも行えます。募集開始から締切までが短い場合があるため、希望時期より早めに相談します。
民間講座・教育訓練給付との違い
| 選択肢 | 特徴 | 向きやすい状況 |
|---|---|---|
| ハロートレーニング | 求職者向け、原則受講料無料、選考・受講あっせんあり | 就職に必要な技能をまとまった期間で学ぶ |
| 教育訓練給付対象講座 | 本人が費用を負担し、要件を満たして一部給付 | 指定講座を自分で選び、仕事と両立して学ぶ |
| 給付対象外の民間講座 | 選択肢が広いが原則全額自己負担 | 必要な技能・講座が明確で費用を負担できる |
教育訓練給付の区分と手続は教育訓練給付制度の対象・支給率・申請手順で確認できます。
申込み前の最終チェック
- 修了後に応募する職種を言葉にできる
- 送迎を含め全日程へ通える
- 託児が必要なら利用承認前提にしすぎない代替案がある
- 欠席・遅刻・早退の扱いを確認した
- 教材・検定・交通等の自己負担を確認した
- 選考に不合格の場合の次候補を用意した
まず相談する段階では、希望職種が完全に決まっていなくても構いません。子育て中・子育て後の再就職の始め方の条件表を作り、ハローワークへ持参すると相談しやすくなります。
公式情報の確認日:2026年8月11日
参照:厚生労働省「ハロートレーニング」「求職者支援制度」、ハローワークインターネットサービス。募集コース、託児、選考、給付条件は地域・時期により異なります。


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